体言止めの使い方|読みやすい文章の作成にはリズム感と想像力を!

文章を作成する際に表現方法が単調になりがちで、出来がいまひとつだと感じたことはありませんか?

体言止めの正しい使い方をマスターすると、最後まで読まれる文章になります。

文章は体言止めによって語尾が変わるだけで、リズム感と親近感が得られ読み手の印象が変化するからです。

本記事では体言止めを使った例文から、使用した際のメリット・デメリット、注意点などを紹介します。

ぜひ最後まで読んで体言止めを駆使し、読みやすい文章づくりに役立ててくださいね。

目次

体言止めとは文章を名詞・代名詞で終わらせる表現方法

体言止めとは、文章を名詞・代名詞で終わらせる表現方法のひとつです。

俳句や短歌に用いられ、古くから日本人に親しまれてきました。

体言止めは、単調な文章に印象を与えるスパイスの役目を果たします。新聞や雑誌、コラムでは文字数制限のため、よく体言止めが使われており馴染み深いですね。

体言止めにはどのような効果があるのでしょうか。

体言止めの効果

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体言止めを使うことで、文章にリズム感をつけて読みやすい印象を与えられます。

文章にメリハリがつくので、わかりやすさも出る表現方法です。

日本語には2種類の文体があります。

  • 常体:「~だ・~である」
  • 敬体:「~です・ます」

常体は言葉によっては読み手に冷たく受け取られることもありますが、文末を工夫することで変化をつけられます。

敬体の場合は丁寧で親しみやすさを感じますが、「です・です・です」と同じ文末が続きがちです。これでは文章が単調になり、稚拙に見えてしまいますね。

さらに体言止めを使用すると、読み手はその先の文章に興味を持ちます。なぜなら、止められた名詞の余韻には「どうして?」と読み手に思わせる効果があるからです。

体言止めの余韻とは、言葉のうしろに残る響きや味わいのことです。止められた名詞のなごりが読み手の意識に入ります。

読み手は文末でインパクトを与えられたことで、次の文章が気になりますよね。

よって体言止めを使うことでリズム感を得た文章は、最後まで読み進められるわかりやすいコンテンツに仕上がるのです。

体言止めを使った例文

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体言止めを使った例文の紹介です。

体言止めを使った文章は、読み手の感情を呼び起こします。なぜなら文末に置いた名詞が強調され、読み手のイメージを膨らませるからです。

また名詞・代名詞で止める体言止めに対し、動詞・形容詞・形容動詞を文末に持ってくる表現方法を用言止めといいます。

用言で止めた文章も合わせて、次の体言止めの例文を2つ見てみましょう。

体言止めを使った書き方例1

体言止めを使った書き方の例を紹介します。

用言止めのみ

今日、街まで買い物に出かけました。

スニーカーを購入しました。

気に入ったので履くのが楽しみです。

一部体言止め

今日、街まで買い物に出かけました。

購入したのは、スニーカー。

気に入ったので、履くのが楽しみです。

いかがでしょう?用言止めの文章は語尾に「~ました。」が続いて単調な文章に見え、読んでいて退屈です。

対して、一部体言止めを使った文章では「スニーカー」がひと際目を引きます。全体の文章を見てもテンポよく読めますよね。

「スニーカー」という名詞で文章を締めたことで「どんなスニーカーを買ったのだろう?」と想像力がかき立てられます。

体言止めを使った書き方例2

用言止めのみ

先週末、親友と海へ行ってきました。

海までのドライブでは、親友との会話が弾みました。

浜辺でのバーベキューも楽しかったです。

夜、花火が終わった後の満天に輝く星空が特に最高でした。

思い出に残るお盆休みを過ごせました。

体言止めのみ

先週末、親友と行ってきた海。

親友との会話が弾んだ、海までのドライブ。

楽しかった浜辺でのバーベキュー。

特に最高だったのは夜、花火が終わった後の満天に輝く星空。

思い出に残ったお盆休み。

用言止めのみの文章では、一本調子になり面白みが感じられませんね。

では、すべての文章を体言止めにした場合はいかがでしょう。すべての文末がぶつ切りだと、味気ないばかりか幼稚な文章に見えます。

それでは用言止めと体言止めを組み合わせて使用すると、どのようになるでしょうか。

一部体言止め

先週末、親友と海へ行ってきました。

親友との会話が弾んだ、海までのドライブ。

浜辺でのバーベキューも楽しかったです。

特に最高だったのは夜、花火が終わった後の満天に輝く星空。

思い出に残るお盆休みを過ごせました。

用言止めと体言止めを組み合わせると、リズミカルな文章ができ上がります

強調したい部分に体言止めを使ったことで、楽しかった親友との海の思い出が想像できますよね。

体言止めのメリット・デメリット

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体言止めは使用することで、文章に存在感を与え表現が豊かになります。しかし、体言止めをたくさん取り入れればよい文章に仕上がるわけではありません。

次は、体言止めを使用したときのメリット・デメリットを紹介しますね。

体言止めのメリット

体言止めのメリットは、文章が端的にまとまって読みやすくなることです。

語尾に名詞や代名詞を設置することで、余韻や余剰が残ります。文末から読み手の感情を引き出し、親近感を与えられるのです。

体言止めによってメリハリとリズム感が文章に備わり、読み手は心地よく読み進められます。

また、文字数に制限がある場合も有効です。文章を全体的にコンパクトにすると引き締まった印象になりますね。

体言止めのデメリット

体言止めのデメリットは、歯切れの良さから工夫のない単調な文章になることです。

動詞を省略することで文の持つ意味が曖昧になり、文章が浮いて正しく伝わらない可能性があります。

また、使用すると軽い印象を残すのが体言止めです。

体言止めは上手に使ってこそ、文章がテンポよくリズミカルになります。加えて、読み手にほどよい刺激と親しみやすさを与えるのです。

体言止めの注意点

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体言止めを使う上で注意すべきは以下の3つです。

  • 体言止めは多用しない
  • 文中には句点をつける
  • 箇条書きには句読点をつけない

さっそく体言止めの3つの注意点について詳しく見てみましょう。

体言止めは多用しない

体言止めは文章におけるスパイスのようなものです。多用しすぎると、文章自体が幼稚に見えるばかりか書くべき内容の本筋も見えなくなります。

体言止めを乱用すると、文章全体がうっとうしくなります。

文章の一部に刺激を与えるスパイスの役目を担うのが体言止めです。文章全体の読みやすさのためにも、体言止めの多用は避けましょう。

文中の場合は句点をつける

体言止めを使用するときは、句点で締めくくりましょう。

体言止めは名詞や代名詞で文章が終わるので、句点をつけなければ文の終わりがわからず締まりませんよね。

名詞や代名詞を文末に置いたことがわかるように、体言止めを使った際には忘れずに句点をつけましょう。

箇条書きには句読点をつけない

短文の箇条書きに体言止めを使用した際は、基本的には句読点をつけません。箇条書きでは句読点をつけずに書くと、パッと見て読みやすい印象があります。

ただし長文の場合は、句読点をつけた方がわかりやすい文章になるでしょう。文章の内容や場合によるので、箇条書きでも句読点をつけることがあります。

必ずしも、箇条書きでは句読点をつけてはいけないルールはありません。しかし句読点をつけずに書けば、名詞を目立たせる利点があります。

よって、短文の箇条書きでの句読点は避けましょう。

ビジネスシーンでは失礼になることも

体言止めは公的な書類や入学試験などの文章では、一般的には使用しません。フォーマルなビジネスシーンでも失礼に当たる場合があるので注意しましょう。

ビジネスの場で体言止めを使用すると、情報が正しく伝わらないこともあり大きなミスにつながる可能性があります。

しかし、キャッチコピーには体言止めがよく使われます。体言止めは時と場合をわきまえて使用しましょう。

まとめ:体言止めを使って文章にリズム感を持たせよう

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  • 体言止めとは、名詞・代名詞で文末を締めくくる表現方法
  • 体言止めの効果は、リズム感とメリハリがついて読みやすくなる
  • 体言止めを使用する際は、多用・句読点・フォーマルな文章に注意

体言止めは読み手の想像力をかき立てます。読みやすさ、わかりやすさの中には、ときに臨場感や緊張感の表現が必要です。

読み手は、工夫がない単調な文章では飽きてしまいます。かといって、体言止めを使いすぎると文章の意味が伝わりません。

最後まで読み進められる文章とは、読みやすさ、わかりやすさに加えてほどよい刺激を取り入れた文章です。

リズミカルな文章を目指して、さっそく体言止めを使ってみましょう!

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